このリールで釣りをすることに意味がある

魚を釣る事のみが目的で、その手段としての釣り道具なら、もっといいものがある。僕らの好きな小型アンバサダーをはじめ、クラシックリールと呼ばれるものは、この魚を釣る為の手段としては、今の時代、少しだけ効率が悪い。
それは分かっているのだけど、好きなんだから仕方ない。このリールで釣りをする事に意味があるのだから。

そう思う一方で、ハンドルのデザインやコンセプトにはまだアップデートする余地があるんじゃないかと思うことが、釣りをしている中で何度もあった。

トップウォーターはもちろん、色々な釣り方にも対応していて、僕らの大好きなリールやタックルに美しくマッチしつつ、実用的なもの。そんなハンドルが欲しい。売っていないなら自分たちで創ればいい。ここからスタートしました。

M8軸のリールに適合

写真は全てアブアンバサダー1500C、2500Cに取り付けた状態で撮影していますが、それ以外でもM8軸のリールであれば適合します。また、左ハンドル用のデザイン(反転S字)も用意しています。

5mm刻みじゃ見つからなかったバランス

色々な釣り方で魚と向き合うために、「70mmよりも速く、65mmよりもパワフル」なリーリングが出来る最適なバランスを追求。1mm刻みの試作で検証した結果、67mmという軸間にたどり着きました。

そもそも、リールのハンドルサイズってなぜ5mm刻みなんだっけ?という疑問を持った時に、メーカーが変わっても使い勝手が変わらない(規格化)ということが理由の一つかと思います。

でも、軸間が同じでも取り付けるノブが変わると使い勝手も変わるはず。そんな考えで、ハンドルプレート単体、ノブ単体ではなく、ハンドル全体としてゼロからデザインし、最もバランスの取れた姿を追求した結果がこの”Shorter,Faster,Louder”です。